胴体編・上肢編に続いて下肢編です。
・腰部
装甲板断面の強化ガラス部分はパーティングライン処理後プラペーパーで再生しました。

・後部装甲板
後部に付く増加装甲です。
派手でカッコ良いのですが、位置的には一番被弾率が低そうなので、装甲板ではないのかも?とも考えます。他の装甲板と違って分厚いしエッジも丸いし、表面になんか窪みもあるしなあ…。
イマイチ考えがまとまらないので、中空装甲として裏側をエポキシパテで埋めて、開きそうな感じにディテールを入れています。
また裏面のエッジも表面と同様に丸く処理しました。
あとで思いましたが、装甲ではなく追加ラジエーターとして作っても面白かったかも。本体と離して設置してる理由にもなるよなあ。

・大腿前面装甲
3枚の装甲板を重ねた形状ですが、1パーツのためそれぞれの隙間が埋まっています。
ACVは中腰の姿勢が多いので、ここの隙間をしっかり掘っておくと見栄えが違うハズ!

・エッジ加工
1/72なので各ブロックのエッジはシャープにしたいところです。
細かな部分はプラ小片に紙やすりを貼りつけて削りました。
特に下肢は細かなブロックが多いので、丁寧に処理していきます。


・ボックスブースター
この部品は左右の合わせ目に少し段差が生じるようです。
上下面のモールドをそのままで処理するのは大変なので、一旦平らに削ってしまった後、プラ板で元々あったモールドを再生しました。
側面の手すり状の部分は0.3mm金属線で作り直しました。

後面のノズルは分厚い必要はなさそうなので、薄くシャープに削りました。

・旧ハンガーユニット
大腿部下部につく長方形のボックスは説明書にて旧ハンガーユニットであることが明かされました。
現在は装甲として残しているということですが、デッドウェイトにしておくのも勿体ないので、マガジン装填装置を作ってみることにしました。

マウント部分は肩ハンガー用の部品を加工してマガジンを挟めるようにしました。きっとミグラントお手製の改造品なんだろう。
マガジン2個のために大仰な感じですが、まあデッドウェイトよりはいいか。
これでマガジンリロードの再現だ!と思ったら、ACVではリロードが無いという…。

下腿外側部ですが、前面に開口部があるのは不安です。そこで可動式ルーバーのつもりでスジボリを入れてみました。

少し奥まった部分なのでガイドテープが使えず、フリーハンドで掘ってスジボリが曲がってしまうと修正に手間がかかりそうです。
そこで丁度良い大きさの平刀を押しつけてアタリを入れてからライナーチズルで掘りました。

市販品にない半端な太さの平刀はリューターの軸付砥石で削って自作しています。
三木章刃物のパワーグリップは1本500円なので揃えやすいです。
右端はクレオスのMr.精密彫刻刀用替刃。工具箱に優しい小サイズですが、1本800円とやや値が張るのが難点です。


・追加ブースター
ノズルが下を向いていて、足首装甲がもろに焼けそうなのがとても気になります。

そこでノズル基部に2mm三角棒を薄切りにしたものを2枚貼りつけてノズルの角度を変えてみました。
これで安心して吹かせられます。


・脛左右ブロック
裏側が肉抜きされています。ほとんど目立たない部分ですが、大した手間もかからないのでエポキシパテで埋めました。

・左膝装甲板
展開時に上面からせり出す装甲部分は、収納時では省略されているので、一旦くり抜いてからプラ板を入れてみました。

表面はヒンジ部分の隙間がすこし気になったので、プラ板を貼って狭くしました。

裏側の肉抜き部分はエポキシパテで埋めました。
側面は抜きの都合上段差で処理されているのでスジボリを入れます。スジボリと肉抜きが重なっていて数もあるので少々面倒な部分です。

・足関節
側面のモールドはパーティングライン処理後、プラペーパーを1mmポンチで抜いたものを貼ってみました。

・足首装甲板
ここの装甲板は右胸部や左肩のものと比べて中途半端に分厚いのが気になります。
バイタルパートではないので、右胸部のよりも薄くて良いんじゃないかと。
中空装甲なら逆にもう少し分厚くしたいところです。

裏側の肉抜き部分はほとんど見え無さそうなので、下縁だけプラ角棒を貼りつけました。
…が、その後全体を薄く削ることにしたので結局エポキシパテで裏打ちしました。

左右の板は結局、表面を削って薄くすることにしました。表面の段差や面取り(C面)は無くして単純な形状に。
表面は他の部分と合わせて表面に装甲パネルがボルト止めされてある感じにしました。

前面の厚さはそのままです。面取りはいらない気がするので、WAVEの1mmプラ三角棒を張り付けて直角にしました。初めて使いましたがこういう部分の修正には便利かも。
線状のモールドは埋めてリベット状に掘り直しです。

・足部
前足部の関節部分ですが、左足の左側のみパーティングラインのところがなぜか段差になっています。
カンナがけしてみたら段差だった、と後で気が付いたのでモールドごと削ってから、プラ板で再生しています。
ここは左足のシールドで隠れるのでパーティングラインに触れずにそっとしておくのが良い気がします。

スキッド状の足底部分は前後ともにけっこうヒケがあるのでパテで丁寧に処理します。

側面の面構成が細かく、エッジ出しになかなかに細かい作業が要求されます。
・側部アウトリガー
アグニと共通する一番の悩みどころがここの肉抜き処理です。
なるべく手間をかけずに綺麗に処理するにはどしたものか。

悩んだ末、エポキシパテで埋めてスジボリをすることにしました。プラよりも柔らかめのパテを使えば上手くフリーハンドでスジボリできるかかなーと。
パテはWAVEのエポキシパテ(軽量タイプ)です。
瞬着は併用せずそのまま充填。表面を平にした後、プラとパテの隙間にナイフの刃先を入れて、プラ側をガイドに慎重に掘りました。
サフを吹くのがちょっと怖いレベルですが、イチからスジボリを入れ直すのも面倒なので、こんな方法はどうでしょうか。

これで本体は完成です。
あとは手と手持ち武器とグラインドブレード。
もうちょっと続きます。

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